高橋新志の雑記帳です。くだらない事から機密事項までホゲホゲと書いてあります。


by shinji-takahashi
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電力使用制限令

電力使用制限令_c0039145_928351.jpg電力使用制限令が発令しましたね。
311の大震災以来、お上、政治家、大企業の言ってることを信じられなくなってきています(笑)

と言うわけで勝手にいつもの如く温故知新志的に意訳してみました。
まず電力使用に制限をかけるのは原発を現状で無くすのは経済的にも厳しいと思わせるため。
電力使用制限令_c0039145_9295217.jpg電力制限により経済が上手く進まなくなりついでに冷房の弱化で熱中症の拡大で「結局原発がないとダメじゃん」って更に国民に思わせる。
しかし福島原発での事故での被害が甚大だと公表し、更に原発の事故の影響への対策もオカルト的に恐怖と思わせる。
ダメ押しでケアレスミスを多発し事故処理のオペレーションも難しいことを国民へ植えつける。
電力使用制限令_c0039145_9311923.jpg原発危ないし事故でもっとお金が掛かる(←今ココ)と策略は順調です。
原発担当相にカリスマっぽいが、ちょっと頭が弱くて理解力が足りない細野大臣を選んだのも作戦です。
次のストーリーとしては、この夏に計画停電は2~3回は実施され、経済的打撃と生活の不便さを実感してもらいます。
そして原発使わないで電力を今までとおりに供給するには再生エネルギー発電所を多量に作ると賄えるかもよ?と思わせて、そこへの財源を確保します(民意により:ここで孫さんがピエロとして活躍)
電力使用制限令_c0039145_9334423.jpg新しい財源とビジネスがあれば民間もそこへの参入の意思を提示しビジネスチャンスを見出し経済も活性化する。
しかしながらそこは電力事業(ライフライン)なので官が規制を敷き、官が確実に収益できる仕組みを作り、国もビジネスチャンスを掴む。
当然、その規制を司る事業には天下りがたくさん。
上記ビジネスが上手く回るためには予算が不可欠な為、電気料金を上げざるを得ない(ゴール!)
電力使用制限令_c0039145_9353785.jpgつまり、電力は必要だけど原発はイヤじゃ。んじゃあ高いけど再生可能な自然エネルギーにする?・・まあしょうがないか。
と言うストーリーなんじゃないでしょうか?

大企業もミクロ的にはこの電力制限例に乗っかってます。
電力制限を理由に経営的お荷物である非効率工場を停止できる。
コスト削減が今までの努力目標から業務命令に出来るので安全、効率を無視して施行できる(例えばエレベーターを止めて低層階は階段使え、等と命令可能)
電力使用制限令_c0039145_9375636.jpgなど今までコストセンターだったところを冷酷にカットできるんですね~
電力制限令というお上の免罪符があるので組合も文句言い辛いでしょうね。
現状ではお荷物の大多数の一般社員もこれを理由にボーナスカット、給料カット、残業カットが出来るでしょう。
これは利益が上がるでしょうね。
法人税がガッポガッポはいりGDPも上がれば国連での常任理事国入りも夢じゃない。
電力使用制限令_c0039145_9403195.jpgお上と大企業だけが儲かる国になるか?

なんだかんだ言っても大きな手のひらの上で転がされている日本国民のようです。
なので多様的に状況を判断してシュミレートする力が必要ですね。さて、ツビオバーチ。。
by shinji-takahashi | 2011-07-01 15:00 | よもやま